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『増田貴久が手がけるNEWSの衣装』装苑2017.9

ついに私の手元にも装苑がきた。

実は私、装苑男子に増田さんが呼ばれるまで、装苑という雑誌を知らなかった。
増田さんが載るから、と言う理由で初めて装苑を買ってみて、「多分これは本当に服が好きな人が見る雑誌なんだろうな」と思った。
だって普通のファッション誌に、洋服の作り方や型紙は載っていない。
服を見せるための雑誌というよりは、洋服を見せるための写真集のように見えた。
そんなすごい雑誌にまた呼ばれたことが嬉しかった。そのうえNEVERLANDの衣装を解説するときた。
NEVERLAND大阪公演MCで増田さんの口から衣装展というワードが飛び出したらしい。
私はその場にいなかったので、伝え聞いただけなのだけど。
やるやらないはさておき、増田さんの頭の中に“衣装展”という可能性が眠っていたことがそもそも嬉しかった。なぜかわからないけど、昔の衣装は自分の想いと共に、大切にしまいこんでしまう気がしていたから。だからMADEに衣装を渡したと聞いた時も、驚いたけど、嬉しかった。
リアルタイムでその衣装を見たことはないけど、増田さんが作ったものが、また陽の目を浴びると思うと、小躍りするほどうれしい。
ステージの上で一番魅力的に見えるように作られた衣装だから、展示や書籍になると、その輝きには劣るかも知れない。でもこちらが計り知れないほど時間と情熱を注いだ作品だから、できるだけたくさんの人に目に触れて欲しいと思ってた。
そして私は、ただただその衣装たちをじっくりと見たかった。細かい装飾や、刺繍、スタッズ、スパンコール、タッセル…悩み抜いて選ばれた装飾達を眺めたかった。メンバーごとに微妙に変わるパターンや、まるで違うものなのにしっかりとまとまりのある衣装達を見比べてみたかった。触れることはできないけど、生地の感触を想像して“ふわふわしてそうだな〜”とか“この生地は重そうだな〜”って思ったりしたいなって。
だからいつかは衣装をまとめた本や、衣装展をやって欲しいとは思ってた。
だけどまさかこの夢を事務所関係や連載を持つ雑誌以外のファッション誌に叶えてもらえるとは思わなかった。
恐らくジャニーズとして滅多にあることではないだろう。ステージ衣装全てを作った本人の想いと共に、ツアーから1ヶ月半後に全衣装を掲載した“雑誌”が販売されるだなんて。どう考えたって嬉しいし、喜ばしい!!!!!!!!!
最初こそ、普通に書籍化しても大丈夫だよ…??いっぱい買うよ…????と思ったが、今考えてみれば、タイミング、値段、媒体、いろいろとベストだったのかも知れない。
ツアーが終わってひと段落ついた7月に、NEWSのまっすー自らデザインした衣装と共に装苑という雑誌に載った。
オタクに向けた内向的な書籍でなく、外部からのオファー(たぶん)で外部に発信される。オタク以外の人がたくさん手に取る雑誌に、増田さんが衣装と一緒に載った。
これってつまり、そうゆう事なんだろう。どうしても期待してしまう。

 

  • オープニング衣装

象徴…主に抽象的なものを表すのに役立つ、それと関係が深いまたはそれを連想させやすい、具体的なもの。

テキストにもその言葉が出てきたけど、まさにNEVERLANDそのものを“象徴”するマントの衣装。
NEVERLANDのイントロを聞くと、センターステージからせり上がってくる4人を思い出す。そのコンサートの全てを左右すると言っても過言では無いくらい、私は“一曲目”の印象って大きいと思う。
NEVERLANDが一曲目にあてがわれるだろうとは思っていたけど、その記憶をこびり付けるのに、衣装がこんなにも意味を持つのは知らなかった。
私はこの衣装の襟がすごく好き。増田さんの首に纏わりつく襟が、首の太さを強調させててすごく男らしく見える。それから、シゲちゃんマントのスタンドカラー。あの変化球が最高に良かった。4人のうち、スタンドカラーをあてがうならばテゴシゲのどちらかだな、と思う。でもテゴちゃんにそれをあてがうとあまりに女性的になってしまったんじゃないかな。それはそれで美しかったと思うけど。シゲちゃんの身長や、お顔の作りにベストマッチするシンプルなスタンドカラーがステキだった。そして何よりマントが重そう。重そうな衣装はそれだけで豪華に見える。華やかで大事な役割を担う一曲目に相応しい、きらびやかで豪華で、絶対に手が込んでいるとわかるこの衣装。
ベースが黒で、光の当たり方によって青く光る素材なのかな、と思っていたけど会報を見てびっくりした。まるで超高級な絨毯みたいに(失礼)いろんな色…いや、柄のように見える。もっと見ておけば良かったなーと後悔してる。ただ、まじまじと写真で見るからこそわかるのも、長く味のするガムって事でめちゃくちゃ楽しい。
最初はマントの切れ込みが腕の部分だけだったけど、動きやすさを考えて裾から切れ込みを入れた、とのこと。
動きやすさを取り入れながら、自分の作りたい衣装を作るのは大変なんだろうな…
それでも“マント”を譲らずにいてくれたおかげで、私の大好きな「七色の喝采はNEVERLAND PARADE」で腕を掲げた時に上がる肩の部分に出会えたので本当にありがたい。
シゲちゃんからのコメントに
「踊るほどに布がうまく舞うように計算された設計になっていました」
とあるように、アン・ドゥ・トロワでクルッとターンした時に舞う裾がそりゃもう美しかった。何度もなんども話すけど、私はNEWSの衣装の“舞い方”がすんごく好き。これはWHITEサヤエンドウ、一番最後のターンでチェック衣装が舞った時に芽生えた“好き”なんだけど、NEWSの衣装はよく「遊んでる」ように見える。裾が舞う、スカートが舞う、フリンジが舞う…なんだか衣装も楽しそうにしてるみたいな時があって、すごくワクワクさせてくれるのが大好き。
ダンスの事はよくわからないけど、あのターンはバレエ要素が入っているとかでとにかく美しい。圧倒的NEVERLAND力を持ったあの衣装でアン・ドゥ・トロワをやることに意味があったと思う。強さとしなやかさを兼ね備えたマントだったなあ、と思います。

 

  • EMMA

絶対に生で見て欲しかった

とコメントが掲載されているEMMAの衣装。アメリカンハードボイルドって…そーゆーお顔の人が着るからこそ完成するのでは…??とこのワードが出るたびに思ってしまうのだけど、繊細で美しいNEWSちゃんのお顔のイメージを保ちつつ、衣装の世界観をも保てたのは、何より刺繍の力が大きかったのかもしれない。刺繍が持つ細やかさとか丁寧さ(ミシンでやればガーッと出来るんだろうけど、やっぱり刺繍ってすごく繊細で時間がかかってすごく労力を必要とするものってイメージ)、上品さが乗っかったからこそ、下品過ぎない衣装として完成したんじゃないかな。

ディテールが全体の印象を変える

ってそーゆーことなんだろうな、と納得。

 

  • 迷彩

結局最後の最後まで、公演中はほとんどの時間を増田さんに費やしていたので他の三人の衣装はうろ覚え…
だからこそただ衣装を眺めるための写真が欲しかった。(本人が着てたらお顔ばっか見ちゃうんだもん…)
増田さんの袖がMA-1そのもので、いつかのマスタイリングを彷彿とさせる。フロントジップで肩を抜いて着たminaはカッコいい。プルオーバーで肩を落として着た今回の着こなしは可愛い。可愛いんだけどゴツい。ゴツかわいい。つまり好き。
首から沢山の鍵をつけていたけど、首元ガラ空きであの重そうなネックレスを付けるのがすんごく男らしく感じて、増田さんの首の魅力を引き立てるのには十分すぎるほど重く見えて、とにかく好きだった。フードを付けてカジュアルな印象のシゲアキ衣装に反して、どこかの国の偉い人みたいな小山さんの衣装。ハロウィン音楽祭で、増田さんがたすきを左右の肩からかけた時からたすきが好きになった。今回小山さんのたすきには沢山の刺繍やワッペン、フリンジが付いていて、やっぱり豪華で上品。優雅で高貴。そしてたすきの輪のつなぎ目のところ。布をつなぎ合わせるためのラインと星型の刺繍なのかな??タスキは腰の終着点がマークされるとより一層その魅力を加速させる。とにかくあの腰部分に当たる星の刺繍が好き。というか、この衣装は本当に小山さんが大勝利だった。私的に。

軍服らしいマチ付きのポケットが増田さんのスカート下あたりに付いてるのもまた、バランスが良くて最高。ポケットとして使われることはまず無いんだろうけど、重そうなもの(マチ付きだからそもそも布の量が多い・マチ付きと言うからにはそのぶん沢山物が入ると言う意味で)を一番下に持ってきても成立するのが増田さんの体型の楽しいところ。だってなんだかとっても強そうなんだもん。

その点、テゴちゃんのスカートの裾には刺繍があしらわれていて、やっぱりてごちゃんに関してはどこか“美しさ”を見せたいんだろうな、って思う。

増田さん以外の3人の袖口に赤と白と黒のラインが入っているんだけど、小山さんの衣装だけ突き抜けてカッチリしすぎなかったのはこの袖口のカジュアル感のおかげなのかな。増田さんにはこの袖口がないんだけど、胸元に同じカラー展開のテープ(もしかしたらみんなと全く同じリブ生地かな?)をあしらい、左腕のMA-1ポケットのファスナー部分に赤いテープが結ばれていて、私はのたうちまわってる。そんな使い方もあるんだね、もうめちゃくちゃに好き。

この衣装を着てアリトロに乗ってお手振りする小山さんが大好きだった。小山さんのスタイルを殺さずに美しく長い首をより綺麗に見せてくれる。他の3人に比べるととてもシンプルで小山さんにとてもとてもよく似合っていた。金髪パンパでニッコニッコリフターでファンサしまくるテゴちゃんも、とても魅力的に見せていた記憶がある。
テイストを合わせて別の衣装を作るのは難しいとラジオでも言ってたけど、これは本当に大変だっただろうなって私にも感じる。
こやしげの相反する二つのテイストに対して、とてもリンクする部分の多いテゴマス衣装。そしてコヤテゴのプリーツに対してシゲマスの巻きスカート風。少しずつリンクさせていくからこそ個で見るとまるで違う印象なのに、グループのステージ衣装としてまとまったイメージになる。マジで組み合わせの可能性が無限大すぎるし、私なら考えてる途中でぶん投げたくなりそう。それを自分が満足いくまで試行錯誤し続けるのが増田さんのかっこいいところ。職人だね!
キラキラ要素が随所に散りばめられているんだけど、前身頃のキラキラ、袖口のキラキラ、スカートのキラキラ、全部が違う種類のキラキラなの…軍服リメイクした衣装がキラキラ…好き過ぎて言葉にならない。
Brightestの衣装に相応しいキラキラ感。
特にグラビアは影すらもキラキラで美しい。眩しすぎる。好き。
ここで特筆すべきは小山さんのコメント。

衣装に助けられることも多いんです

小山さんがステージに立つ自信の根拠の一つに、衣装が挙げられる事実がめちゃくちゃに嬉しい。私は増田さんが作り出すステージが大好きだ。つまりNEWSのコンサートが大好き。演出も、セットも、衣装も。そこには絶対にNEWS4人が必要で、自信満々にステージに立つ4人が大好きだから、間接的ではあるけど増田さんの衣装がそれ後押ししてくれているのが小山さんから聞けたのはすごく嬉しい。

 

  • MC(Tシャツ衣装)

もう重たい衣装着るの疲れちゃったのかな〜随分ラフだな〜輩感がかわいいな〜←
増田白Tシャツ背中担なので、あの大きな背中にオレンジのライトを背負ってうたう恋を知らない君へが大好き。
このTシャツ姿で歌う恋を知らない君へ、そしてフルスイングが妙に生々しく感じられて、この二曲のためのラフさなのかなってちょっと思ってしまうくらい。
だって恋を知らない君へ、は夏の切なさをあのラフさで加速させていたし、フルスイングは丸腰で挑んでくるみたいなかっこよさがあった。沢山の装飾はNEWSを引き立てているし、見るのも大好き。だけどフルスイング位パワーのある曲をTシャツ一枚で歌うかっこよさってあったと思うな〜。これはグランドフィナーレのU R not aloneにも通づるものがあるけど。

 

  • ファーのパッチワーク

初めて見た時「これはNEWSにしか着れね〜わ〜!!!!!!!!!」っていっちばん最初に思った。あ、NEWSらしいなって。

NEWSの衣装はとってもいい意味でアクが強い。インパクトが強い。わかりやすく言えば目立ちやすい、かな。
正統派を好むグループを見て来たから、NEWS衣装の個性の強さにほんとに驚かされてばかりだ。新規だから去年テレ東音楽祭で初めて黄色セーラー見たときはおったまげたけど、あれはすっごくNEWSに似合ってる。あの超奇抜な衣装に、誰も負けてない。あれ他のグループだったら着れない人絶対いると思うんだ。
それでもあそこまでお顔も体型も各種取り揃えたNEWSが4人全員着こなしているところを見ると、メンバーが自ら衣装をプロデュースする意味がここにあるなって思うの。何が似合うか、どんな風に着こなせばみんなをより魅力的に見せられるのかを増田さんはちゃんと分かってる。脱線しちゃったな。
そのアクの強さはジャニーズ総出になる場面でとにかく力を発揮する。
だから今年のMUSICDAYでパッチワーク衣装がシャッフルメドレーで採用されたときは心底嬉しかった。うちの衣装最高じゃん…目立つしかわいいし独特だけどNEWSにしか着れないだろうし超似合ってる…そしてあれ、つくったの増田さんなんですよマジヤバくないっすかうちの自担カッコ良すぎません…?なんかすいません…って、ドヤ顔の謝罪をかました。(誰に?)
NEWSは顔面偏差値が張り切ってるグループだと思ってるので、正統派衣装を着せたら正統派でかっこよくなるのもわかりきってるんだけど、この一筋縄では終わらない、独特な味がするオリジナルのエッセンスをトッピングして、グループとしてNEWSをより良く見せてくれる唯一無二の衣装を作ってるのが自担だって思うと死ぬほど嬉しい!!!!!
余談だけど、私はとにかく衣装を覚えていられないタイプの人間だったのに、2015ベストアーティスト、15-16のカウコンヒョウ柄衣装だけは鮮明に覚えている。これはNEWS担になる予兆だったのだろうか???
15ベストアーティストでは「てずてってとってってナニ…でも衣装は可愛い」
カウコンは「わわ!!NEWSがMonsterうたってる!!ピンクとヒョウ柄すんごいかわいい、NEWSっぽい!」と思ってたと記憶している。

「あのパッチワークの衣装」で通じなかったら次のヒントは「ファーのやつ」って言うだろうな、と思うくらい「パッチワーク」と「ファー」のインパクトが強いんだけど、(現に装苑ではファーのパッチワークと表記されている)しっかりと見てみると、 キルティング、スパンコール、古着っぽい生地、チェック柄、ヒョウ柄、モコモコ…いろんな種類の生地が使われてて絶対うるさくなるはずなのに、一つの作品としてまとまりがある。
着る人によって生地の配分が絶妙だと思う。ヒョウ柄多め、フードを付けてギラっとした印象のテゴちゃんに対して、小山さんは縦長のファーが目を引いて、上品な感じ。身頃で縦長の生地を多く使ったコヤシゲに対して、テゴマスは袖で縦長を多く使ってるようにも見える。サイズ感もそれぞれ違うんだろうな。細身に仕上げたコヤテゴ、どっしりとした大きさを感じるシゲマス。四体並ぶとこの見比べが出来るのが楽しい…これで酒が飲める…幸せ…(涙)
そして一体増田さんの頭の中ではどんな風にメンバーを捉えているのだろうか…???このパッチワーク衣装は、眺めれば眺めるほど新しい気づきがありそうなので、随時吐き出すなり追記するなりしていきたいと思ってる。

 

  • モノクロピンク

常々、「NEWSはビビットなピンクを着こなせる貴重なジャニーズだ」と言ってるんだけど、こんな風にさくらガールのブロックにピンクを当ててくる増田さんが好きだ。ただ、まさか6人時代の話にまで発展するとは。
私的には大穴だった。だってそんなの関連付けてウッとなるのはオタクだけなのかなって。思ってたから。増田さんも私達と同じ位NEWSが好きなんだろうな。今も、6人の時も、その前も。
この衣装に対して「リスペクトと挑戦」というコメントがあるんだけど、自分でそこまで思いながら「FOREVERMINEも歌いたかった」ってのが、U R not aloneの“拝啓、あの日の僕へ”とリンクして震えた。
モノクロピンクといいながらも、シゲのストライプが印象深い。
Silent Love、ミステリア、さくらガール、BYAKUYA。
白と黒、そしてピンク。この三色がバランス良く配置されていて、このブロックにこれ以上合う衣装は見つからないと思う。

 

  • 黒金

ファンタジックなオープニング衣装、NEWSらし過ぎるほどNEWSらしいパッチワーク衣装、過去へのリスペクトと未来への挑戦が詰まったモノクロピンク。そして、ロックな黒金。
これが全て一つのツアーで披露されるのが、NEWSのコンサート
いくらファンタジー要素の強いツアーだからって、夢を見せてもらいすぎてる。こんなに沢山の表情を見せてくれるだなんて。テキスト本文に、こんなコメントがある。

いろんな角度から見たNEWSを全部クリアして、その上でこんな面もあるんですよと、NEWSの新しい一面を、衣装を通じて見せたいんです。

この“クリアして”というのが増田さんのいう責任なんだろうなと感じる。沢山の人がコンサートを見にくるというのは、沢山の想いが寄せられるということ。その想いをクリア(つまり満たすと捉えたんだけど)した上で更に新しいものを見せたい。(つまり挑戦)これってすごく想われてるなあって感じる。
NEWSを好きになって一番驚くことって、「NEWSがこちらをとても愛してくれている」ことだと思う。でも増田さんはあんまり言葉にしてくれるタイプの人ではないよね。知ってた。でもね、この人の事を知れば知るほど、言葉で伝えるよりも結果で示してくれる人なんだなって思う。
「自分が作った作品なりステージが僕の全て」(これは今回の装苑じゃなくて過去雑誌インタビューの言葉)と言うように、増田さんが作ったものには自信と愛を感じることがよくある。
愛がなければこんなにもステキな衣装は作れない。だって二、三日目頑張れば出来るなんてもんじゃないはず。コツコツ準備して、きっと何度も徹夜して、選んで悩んで………自らそんな道を選ぶ理由も、

NEWSの記憶として残るその景色と、そこに在る僕たちの姿に責任を持ちたいんです。

の一文から見え隠れする。
責任を“持ちたい”。これは自分を追い込んでいるようにも見えるし、提供する側のプライドも感じる。そこまでするのはなんのため?って考えると、やっぱファンのためなんだろうなって結論に辿り着く。
やっぱ、愛されてるなあ。
話は衣装に戻るけど、この衣装のコメントにはDance in the dark衣装の第二弾という記載がある。

アップグレードしながら継続したいし、意味を持ってつなげていきたいと思います。

と本文にあるように、ギラギラシルバーのセットアップが四年の時を経て進化した。
意味を持ってと言う部分に、今後どれだけ気付けるのかわからないけど、きっとそれはNEWS担としての年月を重ねていけばまた違う世界が見えてくるんだろう。

だからいつか、今まで作った衣装をリメイクで再構築して、未来のNEWSのための衣装を作ってみたいなとも思っているんです。

だってこんなこと言われたら、この先もずっと追いかけたくなってしまう。
数年後のコンサートで、増田さんが込めた意味を見つけられるように、目を逸らさずに見つめていきたいなと思う。

前述した通り、U R not aloneをツアーTシャツで歌う姿が、まさに“NEVERLANDから一歩出た現実世界”を表しているようだった。
煌びやかなステージ衣装を脱ぎ、ラフなスタイルで強いパワーをぶつけてくる。
この曲に限っては、どんなに重たい衣装で歌われるよりもよっぽど説得力があったと思う。(コンサート半ばで履いたスカートをもう一度履く事にしたって事実もなかなか胸熱案件なのだけど)

 

 

 

 

最後に。

私は、洋服のことはさっぱりわからない。

でも、好きな洋服くらいは、ある。
ただ、そこまで。
それ以上を掘り下げる意欲が湧かない。勉強しようという気になれなかった。
私は増田さんが作ってくれた衣装をとても大切に思っているし、それを「ここがステキだったよ、こんなところが良かったよ、」って褒めちぎって、毎度のごとく惚れ直して。
増田さんがたくさんの人に褒められて、満足のいく衣装が作れて、次はどんな風にしようかな?って次に向けて前を向ける自信を付けてもらえたなら、私はそれでいいかなって思う。
きっともっと勉強して、調べ上げて噛み締めていけば違う楽しさがあるのかも知れない。
でも私は、今の自担と私の関係がすごく好きだし、“私達らしい”と思う。増田さんがもっともっと細かく具体的なブランド名を出したり、衣装を作る上での専門的な過程を話したとしても、私は付いていけないかもしれないし、途中で諦めてしまって自己嫌悪に襲われるかもしれない。(ただし、生地は大好きなので生地の話は前のめりになってでも聞くとは思うけど)
今、私は私の楽しみ方で、増田さんの衣装を楽しんでる。これが増田さんのいう「余白の部分」であって、そんな風にこちらにもプレッシャーを与えずに楽しませてくれるところが、私にはすごく合ってたんだと思う。

だけど、今回これを一通り書いてみて思ったのは、きっと一年後はもっともっと私にも衣装の知識に対する関心や興味が成長するんじゃないかな。ということ。きっとこれは育てていくもので、私のはまだ生まれたての赤ちゃんみたいなものなのかも。
一番大切なことは、増田さんの作ったものに敬意を払うという事。
それさえブレなければ、それぞれの担当の愛し方なのでみんな違ってみんないい。100人オタクがいれば100通りの愛し方がある。
そうゆう事だと思います。
こーゆー“好きの形”があってもいいんじゃないかな、と思ったので、少し迷ったけどこの記事を書くことにしました。
NEVERLANDの衣装が、自分で思ってた以上に好きだと気付いて黙っていられなかったのもあるけど、私はオタク“それぞれの好き”を見るのが好きだから。みんながそうだからそれが正解ってわけじゃないと思うよ、みんなそれぞれの好きを大切にしていいんだよ。
もし私と同じように迷ってる人がこれ見て、それぞれの“好き”を大切にしてくれたらいいなあとも思う。

 

 

装苑 2017年 9月号 (雑誌)

装苑 2017年 9月号 (雑誌)

 

 Amazonにはあったので、まだの方は是非手にとって欲しい。

どうしても衣装はコンサートの一部として完結しがちだけど、これはNEVERLANDを体感したものとして、そして増田担としてずっと大切にしていきたい一冊。

こんな素晴らしい特集を組んでいただいて本当にありがとうございました!!!!!

そして増田さんはお疲れ様でした!!

カッコよかったよ、ステキだったよ!!!!

いろんなNEWSを沢山見せてくれてありがとう!!!!!!

大好きだよ♡